久々に連休だったしゃもです。今週は楽だｗ


今回は死灰復燃ゆの小話。
主人公が死んで、竹谷の枕元に立ったときにいう言葉。
本当はこの後に竹谷視点の話が続くはずだったんだけど、なんか１５話とかぶりそうだったから却下した。でもせっかくだから載せておくのよ。


主人公が一方的にしゃべってるだけ↓

「よー八左ヱ門。元気にしてたか？俺が死んだからって、あんまり落ち込んでんなよ。成仏できねぇじゃねぇか。思わず化けて出て来ちゃったよコノヤロー。いい加減泣くのは止めとけって。な？折角の男前が台なしだぞー。上級生なんだし、情けないぞ？まぁ、俺のことなんかそんなに気にすんなよ。死んじまったもんはしょうがねぇだろ？泣くなよ。お前がしっかりしないと、生物委員会が大変なことになるんだぞ？ほら泣き止めって。よーし、泣き止んだな。いいか、これが俺の最後の言葉だからよーく聞いとけよ？後ですいません、聞いてませんでしたってのはなしな！じゃないとこれただの独り言になっちまうからさぁ。あ、でもお前と会話出来るわけじゃないから、どっちにしろ独り言か？まあいっかー。でさぁ、俺が死んだ理由だけど、んーそうだな、あれでいいや。忍生活に希望を見いだせなかったんだよ。……よし、これでいこう。あんな、俺はもう６年で今年卒業だろ？当然忍になるわけじゃん。他に得意なこともないから今更他の職業なんて選べないしな。だから忍になるしかないわけだけど……だけどさぁ、どっかに忍び込んだり人殺したりすんのってなんか嫌じゃね？じゃあなんで忍術学園になんか入ったんだよ、って言われればそれまでだけどさぁ。でも忍の将来なんて目に見えてるだろ？戦って殺されるか、忍び込んだ先で見つかって拷問の末に殺されるか、用済みだ！って殺されるか。つか全部殺されてるよ……。どう考えたって幸せな未来なんか待ってないんだよ、残念なことに。まぁそんなわけで、俺は忍になるのが嫌で自殺したんだ。うん。あ、本当だぞ？う、嘘なんか吐いてないかんな！疑うなよ！……つーわけで俺は自殺したわけだが、あ、言っとくけどお前は自殺すんじゃねーぞ？いくら俺をそんけーしてるからって、後追いなんかしてきたら殺すぞー？あ、もう死んでんのか。じゃ、あれだ、呪うぞー！だからお前は絶対自殺なんかするなよ？約束な。よしよし、じゃあ最後にお前にひとこと言っておこう。これが最後になるかんな。心してきくように！―――お前は、俺には勿体ないくらい出来た後輩だったよ。俺みたいなダメ人間を慕ってくれたし、委員会も頑張ってくれたし、後輩の面倒もよく見てくれたし。ってあれ、俺必要なかったんじゃね？え、まじか。じゃあ俺がいなくてもお前は上手くやっていけるはずだ。忍になって、嫁さんでももらって、子供作って、長生きして孫にでも囲まれて死ねよ？俺はお前に感謝してんだ。だからさ、俺はもう何にもしてやれねぇけど長生きしろな。幸せなるんだぞー？いいか、俺との約束。そんじゃあな、八左ヱ門。元気でやれよー」


見難かったらすみません；；